台湾のクレジットカード事情
要点
1. 台湾でのクレジットカード利用について
2. クレジットカードの作り方
3. クレジットカードを作る際の留意点
1.台湾でのクレジットカード利用について
台湾はアジア圏で香港の次にクレジットカードの使用率が高いと言われています。所得税申告も電子化が進んでいることもあり、2017年は約6割の人がクレジットカード決済で納税している現状です。
レストラン、デパート、コンビニやスーパーなどで幅広く使えますが、個人商店や市場、屋台、美容院では使えないことが多いです。クレジットカードが使える店ではVisa、Master Card、American ExpressまたはJCBなどの利用が可能です。
2.クレジットカードの作り方
以前より審査基準が緩くなっているとはいえ、現地で職についていても、未だ台湾人以外の人が台湾でクレジットカードを作ることは難しいのが現状です。銀行の残高証明や保証人の提示を求められることも多くあります。一部の銀行は保証人を必要としていませんが、「台湾の同一企業で半年又は1年以上勤務していること」などが条件になるなど、銀行によって審査基準は大きく異なります。事前にカードを作成する会社のHP等で調べてから行きましょう。
基本は英語や中国語サービスのみの銀行が多いですが、中国信託銀行やイオンカードのように日本語サービスを提供している銀行もあり、使いやすさから日本人駐在員からは人気が有ります。
銀行口座開設に必要なもの
・居留証及びパスポート
・印鑑 (フルネームが刻印されているもの)
クレジットカード申請に必要なもの(必須事項)
・パスポート及び居留証のコピー
・所得証明書
・印鑑 (フルネームが刻印されているもの)
銀行により提示を求められることがあるもの
・残高証明
・保証人
3.クレジットカードを作る際の留意点
・各銀行で様々な特典付きのクレジットカードがあるため、自分の用途にあったクレジットカードの使い分けをするとよりお得にクレジットカードを利用することができます。
・一般的にクレジットカードの使用額上限は、給料の3カ月分です。
・銀行口座の開設は簡単で必要書類をそろえて提出すれば簡単に開設することが可能です。
・クレジットカードの審査基準は銀行や支店によってかなりの差があります。外国人の受付経験の少ない支店の場合、時間が掛かったり書類に不備があったりして、申請自体がなかなか進まないこともあります。
・給与の振り込みがある銀行でクレジットカードの申請をしたり、会社や台湾人の同僚に保証人になってもらうと、比較的スムーズに審査が通る可能性もあります。